手力整体塾日記 2007年10月
2007/10/30 セルフケア
『先生は疲れたらどうするんですか?』
整体師として仕事を始めたら必ず聞かれます。
『いや、実はお気に入りの整体師さんがいましてね・・・』とか、
『仲間同士でやりあったりします』とか。
いやいや。
まず疲れちゃいけない。
その為には、しっかりした良い姿勢で施術を行なうこと。
コアを使い、重力を味方に付けると、からだに掛かる負担は最小で済むから、施術で疲れるという事がほとんどなくなる。
それでも日常少しずつ溜まる疲れは、整体師ならセルフケアで何とかしたいものです。
そんなわけで前回の講義では、スタビライゼーションとストレッチを一通り行ないました。合わせて1時間強。
終了後は全員グッタリしてしばらく動けませんでした。
疲れたのではなくて、眠くて。
『自分のからだは自分で守る』
『すべて自己責任』
それが『自由な整体師』です。
2007/10/22 礼ではじまる
私いとうの父は、
仕事一筋のそれはそれは真面目なサラリーマンでした。
高校を出てすぐに家を出てしまったこともあって、人生について語り合う事もなく、残念な事に何かを父から教わったという記憶がほとんどありません。
キャッチボールくらいでしょうか。
5年前に他界したおり、古いアルバムの中に、公民館か何かのステージでギター片手に歌っている写真を発見した時は、『親子だなぁ』と感心しましたが、若い頃の話もほとんど聞かされていなかった事に気付いたしだいでした。
しかし、そんな父が私にとことん植え付けてくれた事があります。
それが挨拶。
『おはようございます』に始まり、『いただきます』『ごちそうさま』
『行ってきます』『ただいま』。
中学生になるまでは、毎日21時になったら『おやすみなさい』と言って2階に上がるのが慣わしでした。
祖父母や親戚の家に行ったときは、正座をして『おじゃまします』。
帰るときはやっぱり正座をして『おじゃましました』。
当たり前の事を当たり前に出来るようにしてくれた事を感謝しています。
一緒に釣りをしたかったな。
出張専門施術の会社で働いていた時、お客さんのところで正座をして挨拶したらとても驚かれました。
10数名のスタッフがいて『正座で挨拶』をしていたのは私だけだったんですね。
手力整体塾は毎回『正座で礼』に始まり『正座で礼』にて終わります。
挨拶は相手の為にするのではなくて、自分の気持ちを切り替えるスイッチです。
2007/10/18 腕はどこに付いているか
秋生は3週目を終えて、基本手技を7割方マスターしました。
手力整体塾には、ただ暗記するだけの座学はほとんどありませんが、みんなで一緒に考える時間は沢山あります。
『腕はどこに付いているか』
『じゃぁ脚はどこに付いているか』
『こうするとココが動かないのはなぜか』
疑問を解決する勉強は楽しい。
RPGみたいなものです。
彼の腕は肩甲骨にネジで付いているからあまり参考にならない。
正確には、腕を下に向けるか上に向けるかで、付いているところも流動的に変わります。
2007/10/8 整体塾秋生初心発表
塾生はもちろん、見学に来た人にも『なぜ整体の勉強をするのか』という質問をさせてもらっています。
大きなお世話かもしれませんが、目的が曖昧なまま大金を使う人があまりにも多い為です。
『整体の学校を出たけどやっぱり公的な資格が欲しい』とか、
『針灸の資格を持っているけど整体の技術が欲しい』とか、
『やっぱりカイロ』
『やっぱり柔整』・・・・e.t.c.
整体は一生勉強とは言いますが、いつまでも教わる事とはまったく違います。
『やっぱり・・・・』などと余計なお金を使わない為にも、初心はしっかり紙に書いておく事です。
小田原から参加の黒川さん
なぜ整体の勉強をするのですか?
やった事が全て返ってくる仕事だと思ったから。
改善や努力が仕事にそのまま表れる気がした。
人が喜ぶのを見るのが好き、話すのが好きな自分にはぴったりの仕事だと思った。
整体師として独り立ちできた時目指すものは?
どこでも誰にでも通用する技術。例えて言えば海外における英語。いざという時頼りになるレベルまできたら、導かれた場所に行って頭と体を柔軟に使い笑って暮らしたい。
田舎がいいです。
国境を越えられたら・・・・という思いもあります。
福島から参加の橋本さん
なぜ整体の勉強をするのですか?
人の為に何かをして喜ばれたい、嬉しい顔が見たい。
昔、親の肩をたたいて喜ばれた様に。
楽になった〜の一言で自分も人も救われる様な気がする。
苦しみをわかってあげる事で半分に楽になった喜びは2人で分けると倍になる。
個人で仕事をする事で自由なライフスタイルを持てる。
確かに人の体は難しいし未知なる事も多いが、在庫を持つことなく自分の体と心と技と考える事ができるならどこでも始められてしまう魅力。
お金はあった方が良いが、お金があるから遊ぶというより楽しく生きる為に働き、ゆとりある時間を作り日々進化し続けたい。
そして『人生を楽しみ笑えるものにする』のが目標。
整体師として独り立ちできた時目指すものは?
満40才に独立。整体で十分に食べていける。
お客様の都合の良い時間に仕事するのではなく、自分の予定を立てた合間に仕事を入れ時間にもてあそばれる事なくゆっくり過ごす。
整体御殿でなくも整体ルーム付き土地付きの家があり、畑を耕し自家栽培にて体に良い野菜を食しながら遊んだり仕事したりと自然と共に生きる生活を送る!
2人とも具体的で凄く良いですね。
目指すもののディティールまで見えているなら、きっと思い通りになれます。どんどん具体的細部まで妄想してください。
でも少しだけ危険な志向が含まれているように思います。
2006/9/30 2007秋生スタート
9月28日、手力整体塾2007秋生の講義が始まりました。
見学者や仮応募などでいささか混乱しましたが、今期も結局2人の塾生と楽しむ事になりました。
小田原から参加の黒川さん。
『人と接するのが大好き』
ということで、整体師を目指す事にしたようです。
橋本さんはなんと東北地方からの参加。約3ケ月、マンスリーマンションを借りる気合の入りようです。
知名度も実績も何もない、こんなオンボロ整体塾に来てくれたことを心から感謝します。ありがとうございます。
2007年は、このお2人と良い形で締めくくれるように頑張ります。
金土日と最初の3日を終えたいとうの感想。
『2人とも凄くスジが良いです』
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