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整体師への道
第12話 人の土俵
整体サロンの契約期間を終了し、夏真っ盛りの7月中旬、
ついに『訪問整体からだ応援団』旗揚げの時となる。
とは言え、訪問専門なので看板を掲げたわけではなく、大々的な広告宣伝をする予算も無かったので、人知れずひっそりと旗揚げ。
事務所は自宅。電話も自宅の電話をそのまま転用。
親類縁者施術作戦はもう使えないので、頼みの綱はホームページとチラシしかない。
よく『働いていたところからお客さんをスカウトしたのか?』と聞かれるが、義理とか人情とか結構好きな私は一切手を出していない。
集客が一筋縄ではいかないのは既にわかっていた。
そこで、訪問施術の仕事が入りにくい日中、どこか常駐させてもらえるようなスペースはないものかとあちこち探し回り、とある酵素風呂屋さんに飛び込んで営業し、ベッドを置かせてもらう事になった。
昼間はここでクイック的な施術をし、夜は訪問。
ここから本客へ繋がる人もいるだろうし、一石二鳥の戦略だと思った。・・・・がしかし。
風呂屋の主人とまったく馬が合わなかった。
主な原因は私にある。
人の土俵で相撲を取る時の立ち振る舞いを理解していなかった。
お互いにとても惜しい事だが、馬が合わなければ致し方ない。
結局ここでの施術は2ヶ月で撤退となった。
ちなみにここでは、最初の月に5万円、2ヶ月目は10万円売れた。
さて、からだ応援団は営業時間を夕方からとしてチラシを作ってしまっているので、いきなり日中暇になった。
どうしたものか・・・・・
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