長撓側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)
起始 | 腕骨外側上顆、上腕骨外側顆上稜の遠位1/3 |
停止 | 第2中手骨低(背側) |
神経支配 | 撓骨神経(C6・7) |
作用 | 手首の伸展・橈屈 回外時は肘伸展、回内時は肘屈曲の補助、橈尺関節の回内・回外(肘の屈曲具合によりどちらも) |
機能解剖のややこしさ際立つ筋。
回内・回外、内旋・外旋といった回旋系の動きは、その時のポジションで使われる筋肉が入れ替わり、同一の筋でもポジションによって作用が変わります。柔軟に捉えましょう。
また、肘関節付近は壊れやすく痛みが残りやすいので、単に『固い』という理由で解して良いとは限らない事を知っておきましょう。本当に解していい場所というのはかなり攻めてもその後の痛みは出にくいものです。